フライフィッシングの歴史は、漁ではなくゲームフィッシングとして始まり、
その後、イギリスの貴族の遊びとして現在のフライフィッシングに発展しました。
フライフィッシングの特徴であるフライ(毛鉤)の釣りは、
エサをつけずに効率よく魚を獲るための工夫だったのでしょう。
当時フライフィッシングを楽しんでいた方々も、
「こんなフライ(毛鈎)で釣った、こんな素材でフライ(毛鈎)を創った」
と自慢しあったのだと思います。
フライ(毛鈎)で釣るためには、うまく魚をだまさなければなりません。魚との知恵比べです。ラインの先には毛鈎しかついておらず、また直接ラインを手繰るので魚の感触を直接感じ取れる釣りです。
市販の完成フライもありますが。オリジナルフライを巻くことは実釣と並び立つ大きな楽しみです。
釣り自体よりもフライタイイングの方が楽しいという方もいらっしゃいます。
重さのないフライを操るには専用のフライラインを使用したキャスティングが必要です、自転車に乗ることが爽快なようにフライキャスティングはそのこと自体が楽しい事であり、また奥の深い技術です。
魚の事だけでなく、エサとしている水生昆虫やフィールドを観察し知ることで、より深く自然を楽しめます。
フライタイイングには各種のフライマテリアルやツールが必要。